Dragon's viewpoint 11

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「ほんと、なんなんだろうね、イケメン生徒会長様は何考えてるかよくわかんねーや。」 浩平がその場に寝転んだ。 俺も激しく同意したい。 「でも、大河に対する態度って、また俺らとか龍とかと違うんだよね。」 …そうなのかな? 正直、よくわからない。 東堂先輩は、いつもあんな感じだと思う。 何考えてるかわからない… 本心を隠してるような笑顔… 「…ねぇ、大河、浩平。もうすぐ次の試合始まるんじゃない?」 静かになってしまったこの空間が嫌で、俺はわざとらしく声をかけた。 「うし!じゃー行くか、大河。」 勢いよく起き上がると、浩平は大河の肩をポンポン、と叩く。 それが合図だ、と言わんばかりに。 「…そうだな。」 何かを考えているようだった大河も、少し笑顔を見せた。 「2人とも頑張ってね。」 俺たちはサッカーコートに向かって歩き出した。
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