Dragon's viewpoint 11

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「もし何なら、俺も病院について行こうか?状況説明してやるよ。」 「そ、そんな…大丈夫だよ?俺、話せるし。」 「じゃぁ、俺が一緒に行こう。」 その時、保健室にいた心哉が声をあげた。 「俺は保健の当番だったし、龍の見てたから、もし聞かれたら答えるよ。」 「でも…悪いじゃないか…」 「構わないよ。どうせ、俺は競技に出ないしよ。」 「それじゃぁ、先生と心哉君、お願いしますね。」 保健医の人がそうまとめてしまったので、俺は断ることができなかった。 かくして、俺は車に乗せられて、近くの病院へと連れていかれたのだった。 *************** 「よかったな、特に異常もなくて。」 夕方。 俺が病院から帰ったときには、もう球技大会は終わっていた。 まぁ、当たり前か。 体育教師は書類を書くとかなんとかで、保健室には俺と心哉しかいなかった。 「ありがとう、心哉。付き合わせちゃって。」
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