プロローグ

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そしてそんなノアに俺がする返事は 「…はい」 もちろん 1つしかなかった。 くそー…何で俺はこんなことしてんだよ… 俺は2人に気付かれないようにこっそりと溜め息をつく。 あぁ、出来ることなら今すぐにでもやめたい… なんだ、それならすぐに辞めればいいと思うかもしれないが── 「だよね。飛鳥君は僕に恩があるもんね。 うん。飛鳥君ならきっと分かってくれるって信じてたよ」 ノアはコロッと態度を変えて、フフッと笑う。 ──恩。 そうだ。 俺はこの恩を作ったばっかりに、この【万事探偵支部】に入ることになってしまったのだ。 ──話は、1週間前に遡る。
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