第1章

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私的には撤収コールのつもりだったのに。 私「えっっ近いね(p_-)」 工藤「いつでも遊びに来ていいから☆」 私「ありがとう。」 小学校では卒業式の予行演習もクライマックスへ。 卒業とか、全然実感無いやぁ。 だってミンナ同じ中学校になるんだし、違う小学校の子も居るんだよ? 楽しみだけど、不安だった。 1995年3月?福井小学校? 私達は無事に卒業した。 嬉しいのか悲しいのか、全く分からない。 涙も出ない。 そんな卒業式だった。 1995年4月?東中学校? 私達は無事に入学できるかな。 朝、何度か着てみた制服に手を通す。 母の鏡台で最終チェック。髪、ちゃんと黒いよね? でも、絶対にイジメられる。何の根拠も無いのに自分で決めつけていた。 広美ちゃんを迎えに行き、同じクラスになれるかな、なんて話しながら中学校へ向かった。 到着。このときは緊張しまくりで、キョロキョロキョロキョロ。 とりあえず、何組で誰と同じクラスなのか見てみる。 広美ちゃんとつるは6組だ。 私「わぁ?良かったねぇ!可奈なんて知らない人ばっかだよ(・.・;)」 あっっあの子、6年のとき同じクラスだった子だ。でも話したこと無い。 “赤毛のアン”って勝手にあだ名付けてたけど。 ミタティの事ぐらいしか話し掛ける理由無さそうだな。 私は3組。優子は5組。しかも階が違う。 とりあえず入学式に出るため、優子が3組に迎えに来た。 いざ、体育館へ。 私「てか知ってる子クラスに居ないんだけど?。男子は居るけど。」 優子「私も?でもめっちゃ可愛い子が居たよ!」 私「マジで?見てみたーい!」 優子「ほら!あそこ!あの子!」 私「うわぁ!バリ可愛いじゃん!!」 私・優子「仲良くなりたいね☆」 体育館に着いた私は、自分のクラスの自分の出席番号に並ぼうとした。 いち・・にぃ・・さん・・3組ってここだよね・・。 げっ私何番?そこまで見てないやー。とりあえず1番後ろに並んでみようかな。 女の先生が中腰で私に近寄って来て、優しく腕を掴むと、真ん中ら辺に並ばされた。 「ここだからね☆」と笑いながら小声で言い、先生の列に戻って行った。 どうも。てかここ何番?まいいや、前と後の子を覚えとこう。 いやっ隣の男子覚えとけばいいか。ジロッうわっ眼鏡厚いな。覚えやすい。 そして校長やら生徒会長やらが退屈な話しばかりする。 あの生徒会長めっちゃ綺麗だな。うん美人。目の保養になる。
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