第1章

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でもどこか・・・・・・・・・・・恐そうだな。 それもそうだ、工藤君率いる不良グループの女バージョン、由香さんだ。 退屈な入学式も終わり、ザワザワしている中、優子を探す。あー居た居た。 私「ねぇね、生徒会長めちゃ綺麗じゃない!?」 優子「え?どの人が生徒会長?」出た天然。 私「さっきマイクでなんか言ってたじゃん!」 優子「え?見てな?い。」 私「何してたの?」 優子「爪が伸びたなーと思って爪イジってた。」 私「あそー、相変わらずノンシャラいですねぇ。」 優子「てか担任が男なんだけど!マジタイギーし。」 私「どっちでもよくね?」 優子「よくないよー!こんな成長期に男が担任だと生理でトイレ行くときとか 勘違いされそーだし!」 私「えーもう生理きたの!?」 優子「きたって言ったじゃん!」 自信あるみたいですけど聞いてません。 私「そーだっけ。可奈もそろそろくるかなぁ?☆」 優子「いつくるか分かんないから一応持ってたら?」 そう言って優子は私にナプキンを差し出した。 私「そーする(^o^)/ありがとう。」 なんかワクワクする。女になったって感じになるのかなぁ。 歩きながら教室に戻っていたら、誰かが私と優子の名前を呼んでいる。 振り返ると奴がい・・・いや工藤君達が居た。 工藤「どー?中学は!」 優子「どーって!担任が男なんだけど!」 残念ですが1年我慢して下さい。 中居「科目ごとに先生違うからあんま関係なくねぇ?」 私「だよね。さっきからそればっかなんだよ。」 原口「可奈は何組?」 わぁ!なんで!?どうして!?3組3組!さわやか3組!! 私「3組だよ(*^_^*)」いつ見てもカッコイイなぁコノヤロー。 原口「今度遊びに行くね☆」  私「いつでも来て☆」 ヤバイ、今多分顔がトマトだ。人の事言えねー。 それにしても嬉しいなぁ!遊びに行くねGET?!! えーっと、さっきからなんか視線が痛いんですけど。しかもこっち来てるよ? 工藤君に冷めた言い方で、「知り合い?」とさっきの生徒会長が言う。 工藤「そーだよ。イジメたら許さないから!」 由香さん「私、由香。よろしくね。」 私・優子「はぁ、こちらこそぉ。」 由香さんは上品にそっと笑った。 由香さんの後ろに居た恐そうな人達も自己紹介してくる。 泉さん、梓さん、奈緒さん、玲奈さん。 てかミンナ美人・・。 なぜ自己紹介してきたんだろう。 私「アタシ可奈って言います。」
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