第1章

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優子「アタシ優子って言います。」 工藤「教室戻るか。」 私「そだね。じゃぁまた。」 泉さん「可奈!ちょっと待って。」 なぜか泉さんと2人きりになることに。 いきなり呼び捨てとかハエ?なぁ。 私「なんすか?」 泉さん「いつから工藤達と知り合いなの?」 私「小6のときからです。」 泉さん「アイツ彼女居るとか言ってた?」 私「いや、聞いてないですけど、多分居ませんよ。」絶対居ないけど。 泉さん「なんで分かるの?」気まずい・・。 私「いやっ、好きな人が居るとは言ってましたけど、誰かは教えてくれませんでした。」 泉さん「好きな人居るって言ってた!?」 私「はぁ、なんとなくそんな事言ってましたよ。」てかタイギーわ。 泉さん「可奈その好きな人誰なのか聞いてみてよ!」 私「えっマジっすか((+_+))」 泉さん「うん。頼んだよ!んじゃ!」 この経緯を優子に話すと、「本当の事言えばいんじゃない?」だとよ。 でもそれもありかな・・・下手に嘘つくよりは。あーでもどうしよう。 そして翌日。 工藤君に相談するわけにもいかないし。泉さん工藤君の事が好きだろ? 泉さんが再び3組に来て私を呼ぶ。 泉さん「可奈!ちょっと来て!」いや、今担任が色々説明してるんで。 昨日の入学式で私の腕を掴んだ女の先生は、担任の長谷部先生だった。 ハセティ「こらー1階に戻りなさい。」3年生は1階なんです。 泉さん「すぐ終わるから!」 ハセティ「んも?じゃあ5分だけよ?。」いんかい。私は教室から出た。 泉さん「聞いた!?」 私「はい。」 泉さん「誰!?私の知ってる人!?東中!?」 待て待て待て待て落ち着けって。なんかイライラする。 私「はい。」 泉さん「誰!?待って、とりあえず何年?」 私「1年です。」 泉さん「はぁ!?そいつしばく!!」マジっすか。 ハセティ「5分経ったからうちの子返せー!」 私「とりあえず教室戻ります。」 泉さん「帰る前に体育館の裏に来て教えて!」 私「分かりました。」 やだ??どうしよう。 工藤君に今誰が好きなのか聞いてみようかな。 いや、それは痛いか。 嘘ついて泉さんの事が好きみたいですって言ったら筋違いだよね。 授業も終わり、HRも終わった。 いざ体育館裏へ。 私「すいません、今終わりました。」 泉さんはタバコを吸いながら、「おぉ!」って言ってきた。 私「あの、工藤君の件なんですが・・。」 泉さん「まぁ落ち着けって!ほら、タバコ吸う?」
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