第1章

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優子「くどいね!3年の原口君だよ!」やっぱり。 白河「敵うワケないじゃ??ん。うわぁぁ?????ん・・・。」 おいおい、泣き出したぞ? 私「泣かなくてもいいじゃん。でも・・ごめんね・・。」 白河「ボク原口君の所に行って来る!!」 何の為に?誰の為に?泣きながらどこかへ行った。多分、原口君の所だろうけど。 私「原口君の所に何しに行ったの?泣いてたよね?」 綾「可奈!可奈が原口君の事好きなの本人にバレるんじゃない!?」 私「それは困る!どうせ知られるなら自分で言うし!」 瞳「追い掛ける!?」 優子「行こう行こう?!!」 そして4人で1階に向かった。 1階に着くと由香さん達が居た。 「「おはようございます。」」 だが、瞳は何も言わなかったみたいで、由香さんに呼び止められた。 由香さんは、「瞳、今シカトしたよね?」と冷静に言い放った。 瞳「いや、してません。」うん、してました(笑)。 それどころではないと割って入った。 私「由香さん!ちょっと助けて下さい!」 由香さん「なんかあったの?」 私「はい!後で全部話すんで、原口君の所に一緒に来て下さい!」 そう言い、私達は原口君の教室に行こうとした。 由香さん「原口ならさっき顔色の悪い坊主とどっか行ったよ?」 白河君は坊主じゃない。人違いなのかな?でも真っ白だから顔色悪いって思われたのかも。 私「えー。どこ行ったか分かんないですかね!?」 由香さん「さぁー。体育館裏か武道館裏じゃない?多分もぅ間に合わないと思うけど。」 私「とりあえず行きましょーよ!」 そう言って私は由香さんの手を強引に引っ張り、体育館裏へ向かった。 間に合わないってなんだよ・・。あの白坊主なにしたんだよ。 由香さんグループも含め、10人以上で行っていると、高い声が聞こえてきた。 なんか謝ってるぞあの白坊主。そこでノックアウト。 私「って・・なにしてんの・・。」 原口「知り合い?コイツいきなり、お前なんか死んでしまえ!とか言ってきたからさ。」 優子「マジで!?それでボコボコなワケだ。」 私「殴られて当然だよ。」 白河「テラダさぁ??ん。」 原口「可奈に助け求めてんの?」 白河「だって・・だって・・原口君の事好きって言うから・・。」 マジやめてそーゆーの!まぁ、私も原口君にノックアウト気味だけど。 原口「で?」 うわ・・逃げたい・・。 おいおい、工藤君グループも来たぞ。
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