第1章

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遊ぶ内容とは、カジノなどで知られる、ルーレットやモノポリー。 あとは大画面でのカラオケや、最新のテレビゲーム。 小学生のする遊びじゃない。 日曜日の朝、アポ無しで広美ちゃんちに行く。 広美ちゃんちでお昼ご飯や夜ご飯をいただくのは日常茶飯事だった。 いつものように豪華なお昼ご飯がテーブルに並べられ、お昼になろうとする時間。 どうやら姉から電話がかかってきたようだ。 今日も広美ちゃんちでお昼ご飯を食べて、またルーレットして・・・ という予定だったが、予定外の姉からの電話。 姉「今、出前一丁作ってるから、帰っておいで☆」 私「???わかったー!!」 広美ちゃんのお母さんが私のぶんも用意してくれていたが、私は家に帰った。 広美ちゃんちと私の家は、小学生の私の足で歩いて約3分。 家に着くと、ラーメンができていた。 うほっ(●^o^●)美味しそう!! 姉・私「食べよう?せーのっ、いっただっきまーーす!!」 それにしても、どんな風の吹きまわしだ。 ラーメンとは言え、姉が料理するなんて・・・。 まぁ、父はパチンコ行ってて、母はゴルフで、兄はクラブだから? ちょっと姉さんぶってみた? そう思いながら、ラーメンを口に運んだ。 <`?´>!!マズいッッ。 えー?何をどうやって作ったらあんなに美味しい出前一丁がここまでマズくなるんだ!? ハッキリ言って、もはやこれは食べ物じゃない。 水が多いとか少ないの次元じゃないし。 噛まずに飲み込み、しれーっと姉を見ると、黙々と食べているではないか(/_;) さては私の方だけ何か入れたか? 二口目からは覚悟して食べたものの、お茶がこんなにも美味しいなんて。 ほんの少し麺を残した。 そしてラーメンの汁が大好きな私・・・。 姉「あら?汁飲まないの?」 あーーー絶対言われると思った。 私「広美ちゃんちで少し食べてきたから、お腹いっぱいになった!ごちそう様でした☆」 そして器をキッチンに運び、流しに立った。 ザラ・・・。 ん??? なんだこの白いザラザラは。 裸足だった私は、汚いがそれを舐めてみた。 おふっ、砂糖だ。 姉よ。 出前一丁には出前一丁用の調味料があって、それだけで最高に美味しんだよ。 んま、当の本人様は覚えてないらしく、料理は気持ちよ♪なんて言われた日には・・・。 ですよね、としか言えない。 多分、醤油とかも入ってたな、あれは。 この日は体調不良の為、広美ちゃんちに戻ることは無かった。
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