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きっかけは学校の小さな噂話だった。
情報屋なんて怪しいと思いつつ、自分の住んでいる地区にいるということもあり、半信半疑で狭間の所に行ってみることにした。
噂通りそこには小さな事務所があった。
普通に人通りが多い場所だったので、もし危ない目にあったらすぐに逃げ出せばいいと思っていた。
「ずいぶんと若いお客さんだな。」
狭間の第一声だった。
瀬戸が事情を話すと
「よしわかった。お前とその友達に有利な情報を調べてやろう。金のことは気にしなくていい。子供からふんだくるつもりはない。ただし、お前が俺を利用するように俺もお前たちを利用させてもらうぞ。」
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