架空女子高生日記

2014年11月

11月19日(水)

　朝がとても冷えるので黒ストッキングで学校に行くことにしたら、意外なことにみずほもストッキングでやってきた。一生ニーハイをはき続けるタイプの人間だと思っていたのに。絶対領域は諦めたらしい。ニーハイは足が細いほうが似合うけれど、当然足は太いほうが寒さに強い、だから冬は矛盾するのだよ、とかなんとか言っていた気がする。それを聞いていた伊藤くんが「じゃあお前はもう少し耐えられるだろ」となかなか上手なツッコミを入れていたけれど。

　そのあと伊藤くんと安西くんが女子の靴下談義をしていて、バカじゃねーのとみずほがチャチャを入れていた。
　安西くんは大塚さんのニーハイが好きらしい。紫色のボーダーが上から下まで入ったやつで、一見毒々しい見た目をしているのだけれど、大塚さんがそれをつけるとエロいのだと言っていた。わからなくもない。

　相変わらず、私のイチオシは北崎さん。彼女の太ももは全然太ももじゃない。素晴らしい細ももだ。あまりにも透明感のある肌をしているので、絶対領域から向こう側が透けて見えるんじゃないかと何度となく思ってしまう。今日みたいに寒い日でも北崎さんは凛として歩くので、もしかしたら雪の女王なのかもしれないとも思った。

　って、私も安西くんに言えたら会話に参加できたのだろうか。

　まあ当然私には言えっこないし、どちらかというとこういうことは秘密にしておきたかったので別にいいんだけれど。

　でもまあ、私がわざわざ教えなくても、男子はよ～く見てそうだよな、北崎さん。