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私視点
こたつの中に足を入れて暖まる少女にお茶を出して私もこたつに足を入れてうだうだ無しの直球本題にはいった
私「貴女はどうしてここへ来たんですか?」
?「……お気付きかと思いますが…私は人間ではありません…でも、怪形でもないです」
私「怪形じゃ、ない?…」
?「私の名前は一歩(かずほ)私は異形でも怪形でも人間でもないただの記憶喪失者だけど貴女を助ける…補佐をする役目。それが私にかせられた使命だと聞きました」
少女、いや一歩さんの言っている事は嘘じゃない。目がとても澄んで私の目を見ているから
私は考えた今まで異形の者は幾度となく祓って浄化し式神の白蓮と黒蓮に天へ連れて行かせもした
ただ怪形に出会ったのはいつだったか……?
思い出せない…覚えてない?…
私「私の補佐が使命と誰に言われたのですか?」
一「母方の母。つまりは私の祖母です……もう、皆死んでしまいましたけれど」
私「皆?」
一「私の家は貴女と同じ神社で五人家族だったんです。母、父、祖母、私、妹。だけど皆歳をとらない私を気味悪がり避けるようななって妹が死に、父、母と早くに亡くなり祖母の最期の言葉が
〇〇町の奥にある神社に霊力が強く式神を使わしてる少女の補佐が一歩の役目。
と、言って息を引き取りました」
一歩さんは昔を懐かしむような悲しい目をするが私はなんの感情も湧かない。ただ話し終わるのを待ってたくらい
だから私はこんなことも平気で言う
私「私は補佐を必要としていません」
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