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教えられた細道を歩いていたのだけど、盗賊の縄張りに足を踏入れてしまったみたい。
気が付いた時には遅かったわ。盗賊に囲まれた私は殺されそうになった。
「待ちなよ。あたいと勝負しようじゃないか!」
戦闘好きの盗賊の娘が私に言ったわ。
「わかったわ。私と射的で勝負をして、私が勝ったらカイを探しに行かせて!」
こんな場所で挫けていられない。私は拳銃を構えた。
その結果、私は散々に負けてしまったの。
箱馬車に乗せられて売りに出されそうになっていたわ。
なんとか縄を外せないかともがいているとなにやら違和感を感じたの。
そっと振り向くと、荒縄を啄んでいたのは鳩さんだった。
私は縄をほどいてくれた鳩さんの案内で、鳩さんの仲間の馴鹿さんが居る場所に急いだ。
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