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寝てる隙に 月光のメスで悉く
解剖してやろうか その一言一句
総回診で 引き攣れている
目が眩んだ 亡者共々
滴る鮮血
月光のナイフに
込める力は無重力
自然に淘汰されし
盲信者
共犯者になる？
深紅の轍 踏みにじり
夢の中まで 追いかけて
喉元掻き切り 毒抜いて
その 都合のいい声色を
無色で無意味の囀りにしてやろう
そんなザンコクな事
本当にできるのかしら？
その与えられし 純白きどりの
フェイクな翼 ひきちぎり
表裏一体 天地無用の
篭の中へと 閉じ込めて
ダイヤ散りばめた 手枷足枷
壊してやろうか 渇かぬように
光の輪が引きちぎられて
再び闇に帰るなら
翼など必要ないわ
いっそ奈落の底で
偽のダイヤと戯れて
水増しされた 温もりに溺れたら
世辞のジャグジーに 癒されたら
地に墜ち 血に塗れ 顔洗って
出直せよ
錆 通わせた 配下と共に
塵より小さな宇宙の
居心地はいかが？
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