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ぱくぱくぱく。
うーん牡蠣もおいしいし、イカにはこの酢醤油のだしがよく合う。
シーフード、大好き。
で。
相変わらず祥はこっちを見てくれない。
フンだ。
隣に座っているくせにそこまで露骨に私を避けてると、かえって怪しいんじゃない?
相変わらずテーブルの下に隠れるように置かれた、彼の左手をチラチラ見てしまう。
「きゃ!」
テーブルの反対側、左斜め前に座ってた女の子が、うっかりグラスを倒してしまった。
茶色の液体がこちらへ猛突進してくる。
「あーあーあー」
まずいわ! 焦って手元にあったバッグの中にあるはずのティッシュのケースを探す。
「これ使っ、」 左腕を伸ばしてその子にティッシュを渡そうとしたら。
えっ!?
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