拓哉の書
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ピンポーン その朝俺はチャイムの音で目が覚めた。 おれは、拓哉。夜の街じゃそう呼ばれている。ここで指す街とは歌舞伎町。俺の仕事場だ。 俺は俗に言う水商売をしている。 まぁ平たく言えばホストだ。 まー、そんな事はどぅでもいぃ。話を戻そう。 仕事を終え、ねたばかりだった俺は最初はシカトしていた。 しかしあまりにもしつこいので仕方なく扉を開けた。 そこにはスーツを着た30歳くらいの男が立っていた。
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