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みるみる間に真っ赤になった太宰は、そのままプイッと窓の方を向いてしまった。
おいおい、大丈夫なの?これ。
オレ、許して貰えたんだろうか。
「だ、太宰くん…?何か、ごめんな?」
一応、もう一度謝っておこう。
何で怒らせたのかが、分からないままだけど、多分オレが悪いに違いない。
「理由もなく謝るな」
太宰が窓に向かって呟く。
うっ。バレた!
「アキ、ちゃんと話せって言っただろ?」
芥川には太宰が何で怒っているのかが、分かっているんだな。
すげぇなぁ。
やっぱ、付き合いの長さかな?
「別に、話すことなんて無い」
太宰は窓を向いたままだ。
はぁ。また一ヶ月コースになるんだろうか。
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