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「高校時代にアイツ一度だけ、女装したことがあるんだ。病欠した俺の代わりだったけど」
「へえ……」
「セーラー服着て、三つ編みしてさ。普段みんなからオトンの周防って言われてたんだけど、そのときばかりは周防の変わりように、おったまげたって大騒ぎになったらしい。俺はあとから写真で、それを見ただけだったから」
オトンの周防っていうのも、どうかと思うのに、セーラー服着て髪型が三つ編みって、どんだけ――
「確かに涼一と比べたら女子力劣るだろうけど、セクシーさは間違いなく、周防の方が上だと思うぞ」
くっくっくと含み笑いしながら言ってくる桃瀬に、だんだんそれを着たところが、見たくなってしまった。
「あのさ、それって今から注文したら、クリスマスイブまでには間に合うのか?」
「おう、大丈夫だ。何なら涼一のと一緒に、注文してやるぞ」
こうしてサプライズ過ぎる、クリスマスプレゼントが展開されたのである(;^ω^)
この後のことは、周防目線でお送りしますので、お楽しみに!
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