奴等が来てしまった……逃げるんだよぉぉ!

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今何かヤバイ事が起きたような? 現在食糧調達のために龍巣の渓流へと向かったのだが。 「ガアァァァァァァァ!!」 「死ねやてめえ!俺の飯返せ!」 古地龍オルドブルガに飯を食われてしまい報復している。 古地龍オルドブルガ 太古から生きる三龍の一体。剛腕で山を削り一歩進む度に大地が揺れる。特徴は背に苔が生え巨大な剛腕、神級魔法でも傷つかない堅殻。古地龍の他に古空龍と古海龍がいる。 「てめえの死に場所は……ここだあぁぁぁぁぁ!!」 渓流で大地震が発生した。 どこかの儀式場 「今日、遂に完成した。どれほど時間を費やしただろうか。だが!これで私の目的、世界征服が達成出来る!さあ出てこい我が下僕になる魔物よ!」 男の言葉に反応し陣が光り輝き 「遂に行けたーー!」 アルトが陣から現れた。 「おぉぉ……成功だ。くははははは!まずは動きを止めねばな。」 男がアルトに拘束魔法を使い動きを止めた。 「ん?」 「次は奴属の呪印だ。」 無警戒でアルトに近づく。 「おい。」 アルトがドスの利いた声を出す。 「僕に何する気だ?こんな拘束魔法で止まる訳ないんだよ!』 ドォォォォォォォォォン! 何処かの山から崩壊する音と咆哮が鳴り轟いた。
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