第四章

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───手を引かれてきた先は屋上だった 「ごめんね俺の愚弟が」 「大丈夫」そう言い如月に抱き付く、んーやっぱり如月が1番落ち着く 「…っ」 グイと押され思わず離れてしまう……あ、やっぱり俺なんか嫌か  やばい、こっちの方が悲しい。 「ごめん、嫌だよね」 「嫌じゃない!」 力強く否定する如月の顔はどことなく赤い気がした。 「嫌じゃないよ、その、何て言うか……好きな人にくっかれたら緊張、するから」 「え……?す、…き?」 好き、誰が誰を? 如月が……俺を? やばい、嬉しすぎる 「ごめんね、俺にこんな事言われても迷惑だよね」 「ちが!迷惑じゃない!」
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