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───手を引かれてきた先は屋上だった
「ごめんね俺の愚弟が」
「大丈夫」そう言い如月に抱き付く、んーやっぱり如月が1番落ち着く
「…っ」
グイと押され思わず離れてしまう……あ、やっぱり俺なんか嫌か
やばい、こっちの方が悲しい。
「ごめん、嫌だよね」
「嫌じゃない!」
力強く否定する如月の顔はどことなく赤い気がした。
「嫌じゃないよ、その、何て言うか……好きな人にくっかれたら緊張、するから」
「え……?す、…き?」
好き、誰が誰を?
如月が……俺を?
やばい、嬉しすぎる
「ごめんね、俺にこんな事言われても迷惑だよね」
「ちが!迷惑じゃない!」
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