素敵な夜の始まりに…

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秋の夜空に浮かぶ、スパンコ-ルみたいな星々 それを3人で窓際に椅子を並べて座って眺める 「で?チュ-はしたの?どんなチュ-?ベロチュ-??それともライトなやつ??」 「キャ-!それ聞いちゃうの円ちゃんっ!!で?どうなの、菫ちゃん!?」 「……」 訂正 星を眺めているのは私だけみたいで、マドちゃんと小鉄君は私を挟むようにして座り、さっきからずっと交互に変な質問ばかりしている それを耳に指を突っ込んで聞こえないふり 早くミケ、戻って来ないかな… 2日間にわたって開催された文化祭も今日、無事に終わり、片付けも終了した今 ミケは作品の管理を担当していたため、今はその対応で職員室に行っている 他の生徒はみんなもう帰ってしまった後で、とっても静かなはずなのに、ここだけはまだ文化祭をやってるみたいにうるさい 「でもさ、ホントに良かったね。 一時はどうなることかと思ったけど、ちゃんと想いを伝えることができて2人が付き合うことになって、自分のことみたいにすっごく嬉しい」 椅子の上で体操座りをした小鉄君は、膝に顔を乗せると喜びいっぱいの笑みを向けてきた その笑顔につられて、顔がほころぶ 「ヘヘ、ありがとう。 今でもまだ信じられないけど、私も嬉しい…」
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