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(僕が大好きな話なのでつい何度も聞かせてしまいます。)
聖徳太子の遺言として伝えられている言葉があります。
『この世はいつわりと仮なるものであり、仏の教えのみが真実である』
仏の教えとは、『人間の本質に目覚めること。』
人はなぜ生きているのか、
なぜ死ぬのか、
私とは何か
自分が『この世に生きた意味』に目覚めることが、もっとも確かなものだと言っています。
人間の本質とは何か。
『四人の妻』と言うお釈迦様の説教を以前紹介しました。
大変好評でしたので、また紹介します。
あるところに四人の妻を持つ商人がいました。
第一の妻は、いつもそばにおいて可愛がっていました。
第二の妻は絶世の美女で、他人と争って奪って来ました。
第三の妻は
時々会うとほっとします。
第四の妻は
働き者でいつもほこりにまみれ、いるのを忘れてしまいます。
ある時商人は長い旅にでることになりました。
寂しいので一人連れて行く事にしました。
それは誰でしょうか?
第一の妻は一緒に行く分けにはいかない。
第二の妻はあなたが好きな分けではないし、義理もない。
第三の妻は行きたいけど無理なので、せめて町の外まで送ります。
第四の妻はどこまでもついて行きます。
さあここで人間の本質を説いています。
商人はあなた自身。
長い旅とは死出の旅路。
第一の妻とは肉体
第二の妻とは争って奪った財産。
第三の妻とは親族。
第四の妻とはあなたの心です。
心はいつも欲という煩悩のほこりにまみれています。
しかし、あの世までついて来てくれるものです。
だから、たまには心を浄める努力が必要ですね。
あの世までついてきてくれるのですから。
心を浄めましょう!
合掌。
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