猫にも小判

…

　
『旦那の買ってきた肉は筋ばってたな高価なんかな
肉屋に謀られたんじゃないか
奥さんの言い方だと滅多に食卓に乗らない感じだしな
てか奥さんは店番
旦那の仕事は何だろね？
ぉ…
ブルッてきた便所…』

ｹﾛｯﾄは机の上をｳﾛｳﾛしだした

『結構高ぇな…ぉ！』

使われてない椅子を間に床へ降り玄関の扉をｶﾘｶﾘ

『開けれ早く…』

「あら？
ｼﾞｪﾌﾘｰちゃんどぅしたの？
お外に何か有るの？」

ｹﾛｯﾄは激しく頷く

「ｼﾞｪﾌﾘｰちゃん気に入ってくれたの？」

ｹﾛｯﾄは激しく頭を振る

「ねぇパパやっぱり此の子賢いゎ私達の言葉理解してるゎ」

「そりゃそうだ
文献には言葉を話したと云う記録も有る位だからな」

『ぅおぃ！
この親父文献引用して来やがったぞ!?良い職就いてんじゃねぇのか!?肉代ケチりやがったな！』

「あら そぅなの？」

「そぅなの？って
ママも習ったでしょ全く興味無い事直ぐ忘れるんだから…」

『なんだょ糠喜びかょ……
てか出せー漏れるー』

ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

「ｼﾞｪﾌﾘｰちゃん今開けてあげるから 遠くに行っちゃダメょ」

『は や く し れ』

扉が少し開いた瞬間ｹﾛｯﾄは一目散に庭の植木の根本へ

「何も無いじゃなぃ？あら？うんコさんしたかったのね…
御免なさい」

奥は屋内に振り返って

「ねぇパパ此の子の御トイレか玄関造ってあげて♪」

「そぅだな２階のﾃﾗｽに両方造ってやるか♪」

『何故に２階？
っつぅか此の家ﾃﾗｽ有んのか!?
２階も拝見するか♪』

「パパ何か企んでる顔してるゎ」

「いゃな ｼﾞｭﾘｱｽの御トイレ掃除をｼﾞｪｽ達に任せようとな♪」

『ま 良いんでないの俺はマるだけだし

てゆぅか俺の名前５つに為りそぅだなぁ言葉話せるなら名乗っちゃおぅかな適当に…Ｊ以外で』