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『この夫婦俺を歩く広告に仕立て上げる気なんか?行く〃は俺に店番やらせる気じゃ無ぇだろぅなぁ俺は高いぜぇ♪…なんてな
っかしフルーツハントか面白そぅだな』
「さっ ジェフリーちゃんママは洗い物してくるからパパと遊んでてね♪」
ケロットは小枝を片付けて暖炉の前に座った旦那に背を向けて
「ぉうぃ… ジュリアス…
パパの相手してくれょ淋しいじゃなぃか…」
旦那はリクライニングチェアに腰掛け
膝をタップする
『しょうがないなぁ…
…やさぐれ親父め』
ケロットは試したい事が有ったのだが恩を売って措いて損は無いなと
旦那の膝に飛び乗り丸くなる
撫でられている内に眠くなり微睡みの中へ落ちてゆく
─旦那の悲鳴
「ママ~ ジュリアス寝てて動けないんだょ~交代してくれなぃかぁ」
所謂 エコノミー症候群擬き
「後ちょっとだから♪」
「お願いだ!痺れて─」ペシッ
旦那の背後にて頭に ツッコミ
声を潜めて
「ちょっと!ジェフリーちゃん起きちゃうじゃなぃ!」
「面目無い…」
ケロットを魔法で浮かせると
抱えて寝室へ
「戸締りとかお願いしますね」
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