あらすじ

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あらすじ

 映像制作会社から仕事の依頼を受けた若いスタッフ4人の会社は早速、検証ドキュメントの制作にとりかかった。  その依頼内容とは、心霊写真に黒い影の男が一緒に写りこんだ若い女性が謎の失踪をしていというものだった。  しかも同じ事件が二件起こり、黒い影の男は同一人物のように見えるという、不可解な内容であった。  その写真と投稿者の連絡先を渡されたスタッフは、投稿者である女子大生のインタビューを行った。するとロケ映像に黒い影の男が写った事から事態は動き出す。  気持が悪いので、格式の高い神社に投稿者とロケスタッフはお祓いをしてもらう。宮司からその現象は高野山にいる高僧なら説明がつくはずとの情報を得て、スタッフは、後日アポをとって向かうことにした。  その僧侶は、これは呪術師が操る霊の仕業であり、失踪した若い女性もつれ戻せるという。しかし、僧侶はあと二人の協力者が必要であり、同行スタッフも霊的見識を高めないと危険であるという。  その理由は、一人の犯人を逮捕する警察でさえ何人も必要であり、その犯人が同行スタッフに危害を加える事態になっても助ける余裕はないとのことだ。  そして、僧侶から以外な言葉を聞くことになる。それは、 この呪術師は僧侶の一族かも知れないということだ。 僧侶は車を持っていないので、この件が解決するまでスタッフに協力してほしいとのこと。 しかも、人件費と経費は僧侶が負担し、検証のための撮影はOKというものだった。  翌日より行動は開始され、協力を依頼するために熊野に向かった。僧侶と親しい高齢の巫女は協力を承諾した。そしてそこには以前インタビューをした投稿者の女子大生がいた。  彼女も夏休みのアルバイトという事で手伝うことになり、僧侶、巫女、女子大生は拠点を一時、大阪の堺に移した。  僧侶は二人目の若い男性の協力者に、なんとか説得し呪術師探しが始まった。スタッフも移動中に僧侶の指導をうけ霊的見識が少しは高まったようだ。  呪術師を見つけるのは容易でない時、映像制作会社から同様の失踪にからむ第三の映像が届いた。  次は、心霊写真ではなくドライブレコーダーに写った動画であった。その霊が自殺霊であることを見抜いた巫女は、呪術師を探すのではなく、その自殺霊を探す方が簡単だといった。
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