一目惚れ

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夏目 純、17歳。 都内の高校に通う女子高生。 家族構成は、両親と双子の弟。 家族の仲は良好で、気を遣わずにいられる友人もいる。 周りの人から見れば、何の不自由もなさそうな生活を送っていた。 「みっちゃん!こんにちは。また来ちゃった」 「あら純ちゃん。もしかして、またあの一目惚れの彼、見に来たのかい?」 「当たり。今日、もう食堂来た?」 「そういえば今日はまだ来てないわね」 ここは、家から少し離れた駅の近くにある大学病院。 私は、この病院から歩いて5分程の距離にあるケーキ屋で放課後と週末はアルバイトをしている。 この病院の食堂で母の妹のみっちゃんが働いている事もあって、たまにここの食堂を利用していた。
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