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仏壇に手を合わせて
水を入れ替えた
貴文さんは
ストーカー男はもう
大丈夫だろうが
「念の為」
そう言って
盗聴器が残ってないか
探してくれている
「もう大丈夫だな。この家に危険はない」
「はい。ありがとうございました」
危険が無くなった
つまり
貴文さんが
俺を守る必要も
無くなったってことで
もう、貴文さんと
一緒に行動出来ない
「親父さんが留守の間だけでも、俺は瞭と一緒に生活したいと思ってる。お前はどうしたい?」
嬉しい
凄く嬉しい
でも
「俺と一緒に居たら、貴文さんが家で仕事する時間が増えてしまいます」
今日だって
貴文さんは
2時間も寝てない
俺の外回りに
同行するのだって
大変な筈だ
「瞭に鍵を預ける、俺の帰りを待つ必要も無い。瞭の寝顔を見て、瞭の隣で寝れたら幸せなんだ。駄目か?」
駄目なわけがない
ずっと一緒に居たい
だけど
俺が居たら
無理するでしょう?
「瞭。答えてくれないか?」
そんな
辛そうな声で
聞かれたら
「一緒に居たいです。迷惑でも、一緒に」
「俺が一緒に居たいと頼んでるんだ。迷惑なわけねえだろう?」
嬉しそうに笑って
流れる涙を拭って
唇を塞がれた
「んっ・・・・・・は、ぁ」
貴文さんの舌を
追い掛けて
絡めた舌を
強く吸われた
う、マズい
気持ち良すぎて
爆発しそう
「俺の理性を試しているのか?流石にお袋さんの前で抱けねえよ」
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