第3章

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「んん・・・・・・はぁ、ぁ、あ」 執拗に首筋に 口付けてくる 顎から鎖骨まで 舌先を尖らせ 滑り下りて また口付けられる 「やべえな、朝から色気出し過ぎだ。少し控えろよ」 「貴文さんのせいでしょう?」 昨夜は 抱いてくれなかった癖に 朝からこんなに 高ぶらせてくるのは 酷いと思う 「今日病欠しろよ。今から抱きたい」 「駄目です。そんな理由で休めません」 そ、そんな 凄みのある目で 睨んでも 駄目ですから 「だったら今夜は良いよな?瞭が泣いても、本気で抱かせて貰う」 「え?いや、ちょっと待って」 何で?俺 選択間違えた? 貴文さんに 本気出されたら ・・・・・・ いや、まあ 抱いて欲しいから 黙ってよ 「木山。外回り行くぞ」 「はい部長。同行お願いします」 貴文さんと一緒に M社のホテルロビーに 着いて 俺はポツンと 案内された レストランバーで M社の重役に囲まれた 貴文さんを 眺めている 「嘘つき、中山さん完全に貴文さん狙いじゃないか」 もう、腹立つな そんなに貴文さんに 寄り添わなくても 話聞けるのに 邪魔しに行きたいけど 会話のテンポに 全然付いていけない 貴文さんの凄さを 改めて 認識させられてしまって ちょっと辛い 「失礼します。コーヒーをお持ちしました」 「ありがとうございます」 可愛い笑顔の ウェイトレスに お礼を言って コーヒーに 手を伸ばした
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