第4章

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「食べながらで良いですよ。とても可愛くて、綺麗で、ずっと好きで、ずっと前から見てたんです」 宮脇さんの 潤んで 色っぽい目に 見詰められて まるで 告白されてるみたいな 気分になる 「宮脇さんの想い人は、素敵な女性なんですね」 横川さんは 可愛くて 綺麗で 同じ部署だから ずっと、見てるよな 「実は、そのことで相談なんです。俺、男性に恋をしてしまって」 え・・・・・・男? 可愛くて、綺麗って 言うから てっきり女性で 横川さんだと 思い込んでしまってた 「木山さん?」 「あ、すみません。それで、俺に相談とは?」 宮脇さんが 立ち上がって 俺の隣に移動して来た えーと 何で隣? 「その人には恋人が居て、人の物なんですけど、本当に好きで、ゲイバーにも行って勉強したんです」 大きな体を 恥ずかしそうに 丸めて 顔を真っ赤に染めて 言ってるけど 何か違うと思うのは 俺だけだろうか? 「何を・・・・・・勉強されたんでしょう?」 「男同士の性生活について、勉強しました」 「はあ!?」 馬鹿だろう!と 言いそうになって 慌てて 一度口を閉じた 「順番が違うだろう!恋愛関係にもなってないのに、性生活の相談って」 「男同士って、身体の相性が重要なんです」 「違うだろッ!好きだから抱かれるんだ。身体の相性なんかどうだって良いんだよ」 何コイツ!? 貴文さんが 好きだから 抱かれるんだよ 身体の相性なんかで 抱かれて堪るか こんな相談に 乗ってられない 帰らせて 貰おう
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