第八話  強く…、迷わず

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アキは、いつもの様にみらいを保育園に送り、仕事をしていた。 百合子はアキに何も聞かず、ただ一言…。 「純の奴…、朝方帰って来たかと思えば、早くに出かけて行ったんだよね。 仕事にでも行ったのかしら…」 百合子が昨日の話を聞きたい事は分かっていた。 だが、話すタイミングがなかなか掴めず、アキは話せずにいたのだが…。 『百合子さん、昨日、純くんと話をしました』 と言った所が客が来てしまった…。 『いらっしゃいませ』 アキは何もなかった様に、笑顔で客を迎えた 百合子は、話が止まってしまい、正直ホッとしていた。 アキの口から、純が傷ついたことを知るのが怖かった…。 アキの本心を知ることが、怖かったのだ…。
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