第八話  強く…、迷わず

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純は鼻歌なんか唄いながら、掃除をしていた 「アキちゃん、純、店辞めたらしいの。 だから、この店は俺が継ぐから、店に出るって言い出してね。 まっ、私としては嬉しいことなんだけど」 嫌な予感がした…。 あんな話をした後に、純が店を辞めてしまった…。 まさか…、晃司と何かあったのか…。 自分のせいで何かあったのだろうか…。 アキは純に何も聞けないまま…、一日は過ぎた…。 「アキ、時間だぞ。みらい迎えに行く時間だろう。後は俺がやっとくから、アキは上がっていいぞ」 純もまた…、何も話そうとはしない…。 『うん、純くん、後お願いね。 百合子さん、お先に失礼します』 アキは挨拶をして店を出て行った。
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