第八話  強く…、迷わず

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アキはみらいを保育園に迎えに行き、帰り道、純の働いている店に向かった。 店の入り口には、”都合によりしばらく休業致します”と張り紙がしてあった。 『晃司さんも店には来てないってことなのかな…』 そんな事を思っていると、みらいがアキの手を引っ張っていた。 「ママ…、みらいお腹空いた…。 百合ちゃんのオムライスが食べたい」 何てみらいに言われてしまったアキ…。 『みらい…、お腹空いちゃったんだ…。 ママがオムライス作るから、おうちでご飯食べようね』 アキは、正直、純と晃司の間にあったことを知るのが怖いのだ。 だから、出来るだけ、純には逢いたくないと思った…。 「分かった…、早くおうちに帰ろう」
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