17人が本棚に入れています
本棚に追加
アキはみらいを保育園に迎えに行き、帰り道、純の働いている店に向かった。
店の入り口には、”都合によりしばらく休業致します”と張り紙がしてあった。
『晃司さんも店には来てないってことなのかな…』
そんな事を思っていると、みらいがアキの手を引っ張っていた。
「ママ…、みらいお腹空いた…。
百合ちゃんのオムライスが食べたい」
何てみらいに言われてしまったアキ…。
『みらい…、お腹空いちゃったんだ…。
ママがオムライス作るから、おうちでご飯食べようね』
アキは、正直、純と晃司の間にあったことを知るのが怖いのだ。
だから、出来るだけ、純には逢いたくないと思った…。
「分かった…、早くおうちに帰ろう」
最初のコメントを投稿しよう!