17人が本棚に入れています
本棚に追加
純は晃司に必死に訴える。
「にーちゃんがアキを好きな気持ちは俺にも分かる。
俺もアキに出逢って、三年間アキを見てきたから。
でも、アキはその男以外、愛することは出来ないとハッキリ言った。
アキはずっと一人で悩んできたと思う。
その男のことも、みらいのことも…。
俺はそんなことなんて考えないで、アキに自分の思いを押し付けてた気がするんだ。
アキが泣きながら、俺に何度も謝った。
きっと、俺のことでも、アキは悩んでたんだと思うんだ。
アキは人を傷つけない様にして、自分が傷ついて、ずっと苦しんで来たと思うんだ。
だから、俺は決心したんだ。
これからは、アキとみらいを影で見守り、守っていこうって」
最初のコメントを投稿しよう!