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純は昔から変わっていない…。
この優しさに、晃司はどれだけ嫉妬したことだろう…。
だから、純の好きになった女を、晃司は奪い続けて来た。
だが、いつも相手の心までは奪う事が出来なかった…。
自分は純の様に、純粋に人を愛することなど出来ない…。
屈折した愛し方しか出来ないのだ…。
「お前が何を言おうと、俺は俺のやり方でアキをモノにしてみせる。
俺はお前とは違う…。
欲しいものはどんな事をしても手に入れる。
これが俺のやり方だ」
「にーちゃん!俺がこんなに頼んでも分かってくれないのか。
にーちゃん、頼む!アキをそっとしておいてくれ」
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