狐耳には要注意!

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「なんじゃ来ないのか腐り果てた我が同士達よ!その様な姿に成り果てても未だ我が怖いと、どこかで感じてるらしいの?くははははっ!」 (んっ同士?) 聞いていた俺は全然コスプレ女と似ても似つかない異常者達が何故に同士なのかと首を傾げた。 するとコスプレ女に言われた異常者達の震えが急に止まり。今度は「ガァァァァァ!!!」と叫び出し7体の異常者達は同時に地面に手を置き出した。 「何だよこれ!!」 見ていた俺は思わず今、起きている出来事に驚き叫んでいた。 7体……7人の異常者達が地面に手を置いた瞬間に無数の小石が宙に浮いたと思ったら……いきなり小石が剣……刀に変わり宙に浮いていたのだ。 驚く俺を余所にコスプレ女は笑いながら異常者達にドヤ顔で言っていた。 「あはははっ!たったの、それだけか?ならば格の違いって物を見せてやるぞ!なぁに。昔の、よしみじゃ。一思いに終わらせてやるわ!あはははっ!」 ドヤ顔だったコスプレ女の顔が急にキメ顔に変わったと思ったら。異常者達と同様に地面に手を置き「ふん!」と叫んだ。 すると同じく……いや違う。異常者達とは比べ物にならない程の小石が辺り一面に浮いたと思ったら全て同じ様に剣か刀らしき物に変わった。 「何なんだよこれ!手品か何かか!?そもそも何かの映画の撮影で実は俺はエキストラだったとか!?」 今、目の前で起きている有り得ない光景に恐くなり尻餅を着き地面にヘタレ込んでいた。 「まぁ見ておれ人間。瞬殺じゃ!あはははっ!」 そう言って笑ったコスプレ女は異常者達に手をかざし…… 『ミレニアム バンケット!!』 (千年の宴) と叫んだ。 刹那。一斉に宙に浮いていた剣だか刀だかは異常者達に向かい物凄い速さで襲いかかった! 異常者達も同じ様に浮いた剣……もう刀で良いや。を飛ばしたが圧倒的にコスプレ女の飛ばした刀の数が違う為。異常者達の刀は粉々に破壊され、そして次々に容赦なく異常者達の身体に刀が突き刺さる。 その様子を黙って腕を組み見ていたコスプレ女だったが、突然一本の尻尾をフワリと動かしたと思ったら同時に刀に変わった。 そして、その刀になった尻尾は、みるみる内に伸び異常者達7人の首に襲いかかり跳ね飛ばした! 「おえぇ!!」 それを見て胃から一気に喉まで晩ごはんが込み上げて来たが、手を口に持って行き必死にまた胃へと押し込み絶えた。
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