第1章

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本音でぶつかれば人は分かり合える。 そう教えられて育ってきた。 実際、思ったことは口にして相手に伝えるよう努力もしてきた。 『重いんだよ』 16歳の私に、その言葉は言葉の通り重くのしかかった。 それでもずっとそうやって育ってきた私が今更どうしようもなくて。 これが私なんだから仕方ないじゃないかと、泣いて泣いて泣いた。 今、私はあの頃より少しは成長できたのだろうか・・・・
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