第12章
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「なにがあった?」 優しく語りかける。 ママがはがきを見せたらしく 「大丈夫だ…無理に行かなくていい…」 ずっと背中を摩ってくれた。 震えも治まらなくて… ママが『ここはいいから』と言うと、響さんは抱き上げてリビングに連れて行った。 パパの前でもずっと、治まるまで抱いたまま飲んでいる。 パパも何も言わなかった。 辛そうな顔でいたことも知らず、落ち着く場所で眠ってしまった。
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