第12章

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だが、即座に抱きしめ落ち着かせている姿に驚いた。 妻があやめに届いた“中学の同窓会”のはがきを見せると 『無理に行かなくていい』と安心させるように… いつも娘がパニックになるとそうしていたのだと思えた。 ずっと私の前でも抱きしめ飲んでいる彼。 そして、安心して眠るあやめ。 「多いのか?こういうの…」 「最近は減りましたが…あの時の事に関わると…」 優しい視線を娘に向ける。 きっと短い間に、2人の絆が深いのだと感じた。
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