第13章

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翌日、大学生の弟肇が彼女を連れてやってきた。 「ただいま。兄貴も戻ってたのか?」 「あぁ、お前の女か?」 「あぁ、紹介する。笠井萌、俺とタメ」 「初めまして、兄の響です。 俺の彼女で婚約者の望月あやめ」 「ハァ?兄貴いつの間に“婚約”って…」 両家の親に許してもらったわけだから“婚約者”と紹介したが… そして、俺達のやり取りの中で、肇の女がニヤニヤと見ていたとも知らずに…
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