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ブスッ
「うっ」
いたいよぉ
「よっ、と」
針が抜けるとともに
ベッドにへたりつく
「お前はいつまでたっても注射が駄目なんだなぁ?」
診察も点滴も薬も注射も何10回何100回とやってきたけど
これだけは何回やってもなれない。
「うぅ、だ、大体人間の体は元々、そんな太い針を受けいれるものじゃないもん!」
「はいはい。ま、これもよくなるためなんだから我慢な」
「…うん」
「んじゃ、またあとで。薬も、忘れんなよ」
パタン
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