第1章

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ブスッ 「うっ」 いたいよぉ 「よっ、と」 針が抜けるとともに ベッドにへたりつく 「お前はいつまでたっても注射が駄目なんだなぁ?」 診察も点滴も薬も注射も何10回何100回とやってきたけど これだけは何回やってもなれない。 「うぅ、だ、大体人間の体は元々、そんな太い針を受けいれるものじゃないもん!」 「はいはい。ま、これもよくなるためなんだから我慢な」 「…うん」 「んじゃ、またあとで。薬も、忘れんなよ」 パタン
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