第16章
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ここはスーパーに戻ろうとくるっと向くと逃げ出した。 『待てよ』と着いて来る。 「あの、助けて下さい」 出て来た主婦の人に詰め寄った。 私の表情でだろうが、間に入ってくれた。 …助かった。 ガクガク震える体。 「家の人に連絡しましょう」 笠井君はチッっと舌打ちし帰って行った。
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