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ゲームが終われば…織部のこんな…蕩けるような笑顔は見れなくなるだろうか?
「名前を呼んで…?」
「冬也……ん……。」
この口付けも誰かのものになるのだろうか…。
俺を見るのと同じ目で誰かを見るのだろうか…。
それは、嫌だな…。
「どーしたの?」
優しい笑顔が俺を包む。また、服の中にスルリと織部の温かい手がはいってくる。
「ひうっっ…やっやめ…。」
ゆっくりと服がめくられて、ゴクリと喉が鳴ったのは…俺なのか織部なのか…。
「っあぁ…。」
ぬるりと体の上を織部の舌が這いずる。
「最高の…感度だよ佐野さん。でも、残念…今日はここまで。」
俺の手を取り、優しく抱き起こすと服を整えてくれた。
「あ…ありがと…うんっっ…。」
礼をいいかけたらまた口を塞がれた。
可愛い事やっちゃダメと唇ごしに言われた。
可愛い?
織部の言う日本語が理解できないときがある…何故?
少ししてリビングの扉が小さく開いた。
「オ邪魔シマース。」
扉の先から可愛い声が聞こえた。
「よーさん?」
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