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気づいてくれよ
――桃郷学園 in校庭
ピーーーーーッ
昼の校庭に響くホイッスルの音。
今は、他の学校と練習試合をしていた。
さっきのホイッスルの音は、俺が点を入れた、と同時に試合終了。
4:0で俺達の勝ち。
「「「キャーー!翔希亜様~!!」」」
耳を塞ぎたくなるような、女共の声。
「…るせぇ」
と言って見れば、キャッキャッとさわぐ。
全く、俺のどこがいいんだか…。
「相変わらずの人気だな。トキ」
こいつは陸人。
同じクラスで、中学から一緒で結構仲がいい。
「意味わかんねぇし。」
「(自覚しろよ…)それより、助っ人ありがとな!!」
「いや、別に…」
そうそう、俺は、サッカー部の助っ人に来た。
普段は…………
「生徒会長が来てくれるって嬉しいね~」
「しかたねぇだろ、生徒会役員の奴ら全員、仕事なんだからよ」
はい、お察しのとうり俺は、生徒会長。
「すまんすまん…で、副会長とは、どうなんだよ」
「いや、進歩がないな。あっでも、最近は、俺のかお見てソワソワしてる。なんなんだ?」
「コクってみれば…?」
「そんな、やすやすとできれば、苦労はしねぇよ。」
そうなんだよな~
あっいい忘れてたな
俺、好きな奴がいて
そいつの名前は、北原音波って言って
リーダーシップがあるけど、すっげえー寂しがりやなやつなんだよなー
守ってやりてぇっておもっちまうんだよな
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