3章 蒲公英(たんぽぽ)色@カンバセ―ション

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 これはもう、駄目かもしれない。痛すぎてなにがなんだかわからないし、なんでこんなことになっているのかもわからないし、目がなんだか霞んできた。  これまでの出来事が、走馬灯のように流れていく。まさか、こんな結末になろうとは。  闇が、完全に僕を支配する。  こうして、僕は死んだ。 ~FIN~ 「って、死ねるかぁ!」  痛みに耐えながら、勢いだけで起き上がる。  こんな、日常系四コマ漫画みたいな雰囲気しかない、普通を具現化したような学校で、訳もわからず死んでたまるか! どんな超展開だよ!  確かに、ほのぼの日常系のアニメかと思ったら、次の話から急にバイオレンスホラーに切り替わるのも、ちょいちょいあるけども! ゾンビものとか、特にそうだけど! それで僕、これまで何度も後悔をしてきたけども!
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