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真っ直ぐで、誰に対しても辛辣な言葉。ただ、辛辣であるがゆえに、真っ直ぐで遠回しも言い回しもないその言葉は、どこまでもその人を想っての言葉であると、伝わってくる。
ここは、素直に忠告を聞いておくべきだ。どうせ、数日程度。長くても一週間程しかいないこの学校。波風を立てず、静かに過ごすに限る。というか、どこまでも部外者である僕は、誰の生活にも影響を与えないように、自分のすべきことをするだけだ。
それは、わかっていた。
なのに僕は、全てを無視するかのように口を開いた。
「嫌、です」
「はっ?」
僕の答えが予想外だったのだろう。驚いた表情で、そんな頓狂な声を出す祁答院さん。
「少年、後悔するぞ?」
「雪城さんと絡めば、同じようにクラスで浮くからですか?」
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