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なのに、現在。席順は、そういった人間心理等を全て無視したように、僕を真ん中にした席順。その為、思わず呟く。
「美少女二人に囲まれて、嬉しいだろう?」
「自分で美少女って言っちゃいますか。まぁ、否定はしませんが。てか、祁答院さんはお昼に食べるようなものをなにも持っていませんが、どうするんです?」
「私の弁当は、毎日創が作ってくれているんだよ。なぁ、創?」
「うん。きょうは、これ」
僕の隣に座る雪城さんが、持っていた巾着袋から弁当箱を一つ取り出し、僕を挟んだ先にいる祁答院さんへと手渡す。これなら、やっぱりあなたたち隣同士で座った方がよかったんじゃないの? なんて思いながら、隣で開かれる弁当を見つめる。
「どうだい? 美味そうだろ?」
自慢気な感じで、開いた弁当を見せつけるかのように僕の方へと傾ける。
「確かに、美味しそうですね」
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