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「………言葉にするってすんげえ疲労度…」
頭を下げているじょうくんの表情は見えないけど、多分、私とおんなじ。
二人とも、この寒空の下、真っ赤な顔で俯いている。
足元の雪が、やたら反射して、ブーツの色が鮮やかに見える。
「…伝わったよ?じょうくんの気持ち。」
「……」
「私たちのお母さんにも…伝わってるといいね。お母さんのこと、大好きだったよ。お母さんの子供に生まれてよかったよ、って。」
「…だな。」
私たちは大人になったようで、まだまだ子供なのかもしれない。
でも、唯一無二の母親の存在を尊いものとして思える二人の気持ちが一緒なんだから、二人一緒にこれからももっと成長していけるはず。
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