最終章

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「じょうくんが添い寝屋さんしてくれててよかった…じゃなきゃ、こんな風に近づくなんてこと、なかったかもしれないもんね。」 「ははっ。そういうことにしておいてくれるなら…」 「過去は過去だもんっ。どう受けとめるかは、私次第!」 「強くなったなー、千代も」 ぽんぽんと頭を撫でられる。 そういって、撫でてくれる手が優しくて、ニマニマと笑ってしまった。 ニヤついているほっぺを軽くつねると、今度は優しいキスがおりてくる。 頬に、目尻に、鼻に、唇に。 何度味わっても、ぎゅっと心臓が小さく悲鳴をあげて、幸せのリズムが刻まれる。 じょうくんのこと、好きだなぁって、実感。 きっときっと、これからも私たちは一緒だね。 fin☆
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