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「ああっ、太陽っ!ダメ!やめなさーいっ」
すみれ組の席から、何人もの子供たちのギャー!!という泣き声が立て続けに上がり。
男の子の両親は、再び猛ダッシュで消えて行った・・・。
「・・・た、大変そうだね・・・」
「うん・・・」
私たちは、夫婦苦笑いで顔を見合わせること以外に出来ることはなく。
「ふざけんな、ばばー。はなせ、ばかやろー!!」
さすがの非常事態に先生たちが駆け付け、暴れ回る太陽を羽交い絞めにして強制退場させていく様を呆然・・・と眺めていると。
「たいへん!だいじょうぶ?おてあてしなきゃね。ほーら、こうして。いたいのいたいの、とんでいけー」
泣くことすらも忘れ、同じく目の前の状況に圧倒されて座り込んだままだった亮太の横に、スッとしゃがみ込んだひとりの女の子。
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