第一章 訃報

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キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン 「起立、礼、さようなら。」 HRも終わり放課後へと突入した私立禊学院高等学校。 「ねね、咲夜!この後カラオケ行かない?」 かばんの中に教科書を詰め込みながら親友・藍沢雪菜(あいざわゆきな)に声をかけられる。 「ごめん、この後吹部の練習あるから無理。」 「あ~、そっか…。じゃ、図書室にいるから終わったら一緒に帰ろう?」 「うん。分かった。」 雪菜とは小学校の頃からの付き合いで高校まで同じクラスだったりする。 私は雪菜と別れ、自分の部活である吹奏楽部へと向かった。
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