第1章

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 よーし、優衣が日番の日まであと3日!! これでついに…まともに授業が受けられる…。 下準備は2日後の夜8時30分。校門からではなく、体育館近くの塀から侵入する。 体育館周辺は暗い上に、人通りも少ない。 この時に、2箇所に張り紙をする。 まずはここで人に見つからないこと。 ここが成功すれば、ほぼ問題ない。 さて、伸司と優衣にも伝えに行くか! 「…って感じや。手伝ってくれるか?」 「まぁ、俺は別にえーけど…。ホンマに見つからんのか?」 「んー、微妙。予想外のことが起こる確実も無いこともないな」 「えー。そん時はちゃんと処理してやー?」 「わっかりました~っと」 「そんなんでホンマに大丈夫か~?」 「9割大丈夫やな!!」 「へいへい。わかりました~」 よし。伸司はオッケー。次は優衣だな。 「優衣、ちょっと来て!」 「ん~?なに~?」 「ちょっと悩み事とは違うんやけどさぁ…」 「おっ!!待ってました!!」 「ちょっ…お前声でかいって」 さすが、ど天然。いや、これ関係あんのか? 「あぁ…ごめんごめん。で、なに?」 「実はな…、お前に手伝って欲しいことがあってなぁ、3日後に五月蝿い奴を黙らせるためにちょっと作戦を考えてんけどさ…、あいつらの携帯奪うからその時のアリバイ作りを手伝って欲しいねんけど…頼めるか?」 「ほうほう。確かにちょっとイラついてたしなぁ。」 よし!これでだいjy… 「でもタダ働きはいややっ!」 「そこかよ。まぁ何か奢ったるから頼むわ」 「おーっ!さっすがー!」 「(なんて簡単に釣れるんだこいつは)」 「ん、何か言った?」 「いや、なんも~」 「どうせ晴のことやから食いしん坊とか思ってたんやろぉ?」 「そんなわけ無いやろ~(なんか微妙に外れてる…)」 「まぁいいや。わかった。そーゆー感じなら任せて!」 「ありがとうな。じゃあ3日後はよろしく!」 「はーい!パンかなー、おにぎりかなー、楽しみ~!!」 何故、こんなことにお金をかけなければいけないんだ…。 まぁ手伝ってくれることに越したことはないか。 ますます面白くなってきたっ!!
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